日本には、古くから冬至の日にゆず湯に入ると「1年中風邪をひかない」という言い伝えがあります。
そこで、今回は「ゆず湯」についてお話させていただければと思います。
目次
冬至にゆず湯に入るのはなぜ
私たちには、冬至(12月21日)の日にゆずを浮かべたお風呂に入るという風習があります。
冬至とは、一年で一番太陽が出ている時間が短い日でいつ年で一番夜が長い日のことを言います。
冬至にゆずの入ったお風呂に入る習慣は江戸時代に始まったとされており、江戸時代に銭湯が出来たことが一因とも言われています。
昼が短く寒い冬至は江戸時代には命に関わる危険な日とされていました。
病院が無く、薬も簡単に手に入らなかった時代にその時代を生きた人達が、季節の植物などを生活に取り入れ健康に配慮をしていたということではないでしょうか。
そして、ゆず湯につかるということは新年である春を迎える前に、身を清めるという意味もこめられていると言われています。
ゆず湯の効果
ゆずの果汁やゆずの皮には多くの栄養素が含まれており、その中でもビタミンCがお肌にとってとても良い効果があると言われています。
この、ゆずの中に含まれているビタミンCは柑橘系の中では一番多いとされていて特に皮に多く含まれています。
ビタミンCがお肌に与える効果として、肌の水分を保つ効果を高めるため乾燥肌の予防やお肌の老化予防(抗酸化作用)に効果があります。
そして、アロマとしても使用されるゆずですがりらっくし効果があり、身体の機能の調節にもいい効果があると言われています。
ゆず湯の方法
ゆず湯を使用としたとき、どんな風にゆずを入れればいいかわからなくなりませんか?
そこで、丸ごと・輪切り・絞る・皮を入れるという4つの方法のデメリットとメリットがあるためご自身に合った方法はあるか見てみてください。
丸ごと
一番簡単に楽しむことが出来る方法です。
お肌への刺激も少ないため、敏感肌や肌が弱いという方にはお勧めです。
見た目にも楽しむことが出来ますし、私もこの方法で入ることが多いです。
デメリットしては、そのまま入れているため臭いを感じにくくゆずの有効成分もあまり出ないということです。
肌への刺激が気になるけどもう少し臭いも楽しみたいという方は洗面器に傷をつけたゆずを別に用意し楽しまれるのもオススメです。
そして、市販のゆずできをつけてほしいことは、見た目をよくするためにワックスを表面に塗っていることがあります。
このワックスはアレルギー反応を起こすことがあるため気を付けないといけません。
特にお肌の弱い方やアレルギーがあり気になる方は、食器用洗剤などの中性洗剤で一度洗ってからの使用をおススメします。
輪切り
厚さはお好みでカットします。
そのまま、丸ごと使用するよりも成分が出るため肌絵の刺激は強くなります。
肌の弱い方は注意が必要となります。
絞る
カットしたゆずをお風呂に直接絞って入浴する方法です。
一番、有効成分を効率よく取るための方法になります。
そのため、刺激も一番強くなってしまうため肌の弱い方は注意が必要です。
また、見た目的にもゆずが入っていることはわからないというデメリットもあります。
皮を入れる
ゆずの皮をむいて皮のみをネットに入れて入浴する方法です。
実の部分は別のことに利用することが出来ますし、皮の部分に有効成分は多く含まれているため美容効果が期待できます。
ゆず風呂の注意点
ゆず風呂に使った後は必ずシャワーをあびましょう。
ゆずの刺激が強いため、肌に残ったままにしていると肌へ負担となってしまいます。
そのため、入浴後はシャワーを浴びてゆずの成分を洗い流すようにしましょう。
また、ゆずを入れた後の追い炊きは使用しないようにしましょう。
最後に
ゆず湯につかることによって、美肌効果やリラックス効果が期待できます。
皆様も今年はゆず湯をしてみませんか?
最後まで読んでいただきありがとうございました。