12月になり寒さも増してきて、感染症や体調に気を付けないといけない日々が続いています。
そんな中で、楽しみなイベントの一つ「クリスマス」があります。
私たちが働く施設でも、クリスマスのための特別食が出たり、窓や壁、クリスマスツリーをご利用者様と飾りつけしたりと楽しみにされているイベントです。
今回は、「クリスマス」について知ることで、より楽しく過ごせるように調べたことをお話しさせていただければと思います。
目次
クリスマスとは
クリスマスとは、イエス・キリストの降誕祭です。
新約聖書ではキリストの生まれた日を特定されていません。
そのため、降誕祭は「キリストの誕生日」ではなく、「キリストが生まれて生きたことをお祝いする日」となります。
キリストは今から約2000年前、ユダヤのベツレヘムの馬小屋で聖母マリアのもとに生受けました。
クリスマスの意味
クリスマスは英語で「Christmas」と書きます。
この「Christmas」は、「Christ」と「mas」に分けるのですが、意味としては「Christ」はキリスト、「mas」はミサ(礼拝)となります。
他にも、「Xmas」と書かれているのを見ることはありませんか?
クリスマスの語源はギリシャ語で、最初の文字をギリシャ語では‟X“と表記されます。
新約聖書でも、ほとんどはギリシャ語で書かれているため、ギリシャ語のXを使用した「Xmas」の表記は、英語の「Christmas」よりも歴史が古いことになりますが、最近では英語の「Christmas」の方が、日常的に使用されることが多くなっています。
クリスマスは12月25日になったのはいつ?
新約聖書にキリストの誕生日が記載されていませんがクリスマスについても書かれていないため、いつから始まったのか、始まりの経緯になどついてはわかっていません。
ですが、現在12月25日はクリスマス、12月24日はクリスマス・イブとなっています。
では、なぜ12月25日になったのかは所説あると言われており、代表的な由来として2世紀から4世紀頃に始まったという説が有力と言われています。
当時のヨーロッパでローマ帝国時代で、キリスト教が国教となっていましたが民衆には定着していなかったようです。
そこで、同じ時期にペルシャから伝わった太陽信仰であるミトラス教の「光の祭り」という12月25日に行われる大切な行事とローマ帝国にもともとあった土着の祭りとして12月25日前後に行われていた「農耕の儀式」を合わせて、当時のローマ帝国がイエス・キリストを「光」に例えて、「光(太陽)の復活はキリストの復活」として12月25日をキリストの降誕祭に制定されたと言われています。
また、12月25日にクリスマスの降誕祭を設定したことにより異なる宗教同士日摩擦が減り、キリスト教を広めるきっかけになったとも言われています。
サンタさんとプレゼントが始まった理由
サンタクロースには由来があるのですが、キリスト教の成人である奇蹟者ニコラウスの伝承と言われています。
聖ニコラウスはとても慈悲深い方で、たくさんの逸話を持っており、その中の一つがサンタクロースのイメージのもととなったと言われています。
そのイメージのもととなったお話が、貧しい家に金貨を投げ入れたというエピソードで、貧苦にあえぐ家庭の窓から金貨を投げ入れた際、その金貨が暖炉にかかっていた靴下におのまま入ったことからサンタクロース=靴下にプレゼントという風習が生まれました。
クリスマスツリーの始まり
クリスマスツリーは、古代ゲルマン民族の土着信仰が大きく関わっており、当時のお祭りの「ユール」の際、寒さに強い歌詞の樹を永遠の象徴として崇めていました。
この信仰をやめさせるために、キリスト教の宣教師が歌詞の樹を切り倒してしまい、代わりにもみの木を広めたと言われています。
モミの木にクリスマスツリーとして飾りつけを行うようになったのは15世紀ごろとも言われており、イルミネーションもアメリカから流行して現在も親しまれています。
最後に
今回は、クリスマスの由来からサンタクロースの由来、クリスマスツリーの始まりについてお話しさせていただきましたがいかがでしたか?
今年は、例年の感染症に加えてコロナが流行っておりいろいろなイベントが中止されています。
感染対策にももちろん注意が必要ですが出来る限り楽しく思い出に残るイベントになるといいですね。
最後まで読んでいただきありがとうございました。