そばアレルギーはアナフィラキシーショックを引き起こし、重症化しやすいことがよく知られています。
卵や牛乳、小麦粉のアレルギーに比べなりにくく、生涯にわたって避ける必要がある方が多くいます。
そこで今回は、そばアレルギーについてお話させていただければと思います。
目次
そばアレルギー
そばアレルギーはそばそのものを食べるだけではなく、そばをゆでた後のお鍋でゆでられたうどんを食べることでも症状が出たり、ゆでるときに出る蒸気を吸い込むことで軌道に入りアレルギー反応を起こしてしまう方がいます。
また、調理中のそば粉を吸い込んでそばアレルギーを発症してしまったということもあるようです。
そば打ち体験やそばを調理しているそばに行くこと、そばを使用したお菓子を食べているそばにいることも吸い込んでしまいアレルギー症状が出てしまう危険があるため注意が必要です。
そばを常食として利用している国や地域においては古くからそばアレルギーは存在が知られています。
そばがら枕は注意が必要
そばがら枕は、昔から使用されている枕で今でも人気があり個人で使用されている方がおられり旅館などで使用されていることがあります。
そばがら枕は、蕎麦の実が原料となっており、蕎麦のみを取り出して不純物を取り除き、しっかり乾燥させて枕の素材として使用されるのです。
新しい枕でしたらアレルギー反応を起こす蕎麦の実を吸い込むことがないため問題ありませんが、使用している過程でそばがらが潰れて削れることで粉になります。
粉になってしまったそばがらが枕の外に出ることで、布団に付着し、皮膚から吸収されたり、鼻や口から吸い込んでしまいアレルギー反応を起こしてしまいます。
そのため、そばアレルギーがある方はそばがら枕に使用はしないようにしましょう。
注意が必要な食品
そばは、麺として食べる以外にも、五穀米のどの雑穀米として、また和菓子やお茶、お酒(焼酎など)の原材料として使われているということもあります。
そのため、原材料の確認がとても大切になります。
・そば
・冷麺
・そば粉
・五穀米、雑穀米
・そば茶
・そば焼酎
・そば粉を使った和菓子や洋菓子(そばぼうろ、そば粉クレープ、そば餅、そば粉クッキー、そば粉シフォンケーキやバウンドケーキなど)
そばアレルギーの症状
皮膚症状:かゆみ(掻痒感)、蕁麻疹、皮膚の腫れ・赤み、湿疹など
粘膜症状;目の充血、くしゃみ、鼻水、下の違和感、喉のかゆみなど
消化器症状:腹痛、吐き気、嘔吐、下痢、血便など
呼吸器症状;喘息、呼吸困難など
全身症状:アナフィラキシーショック(少量の摂取や吸入によって起こるため注意が必要)、意識障害、血圧低下
アレルギーの症状には、個人の差が大きく重篤な症状が出る方が多いそばはアレルギーを起こす食物の中でも特に注意が必要です。
アナフィラキシーショックにも移行することが多くあるためショックの症状や対応についてもアレルギーのある方や周りの方は十分理解し対応できるよういする必要があります。
最後に
今までそばを食べていたのに、突然アレルギーの症状が出て発症してしまうということがあり、知らないうちに大量に食べて命の危険にさらされるということもあるそばアレルギー。
正しい知識を持って、食べてからのどや皮膚にかゆみなどの違和感がある、肌が赤くなる、呼吸が苦しい、下痢がある、気持ちが悪いなどの症状があり食べると続けて症状があればアレルギーを疑い皮膚科の受診をおススメします。
私も、今までそばを食べてアレルギーの症状が出たことや症状の悪化を自覚したことはありませんでしたが(常に痒みがあったため気付いていなかっただけかもしれません…)血液検査で見つけることが出来たため食べないようい中止していこと思っています。
最後まで読んでいただきありがとうございました。