最近、ネットやニュースを騒がしているコロナウイルスによる新型肺炎ですがWHOが「COVID-19 」と命名されましたね。
肺炎って何かを知らないと余計に怖いという気持ちになるのではないでしょうか?
そこで今回は、肺炎が悪化しやすい高齢者の方を中心に肺炎のとは何か、原因や予防法についてお話しさせていただこうと思います。
目次
肺炎って何?
誰もがかかる可能性がある肺炎は、主にウイルスや細菌が肺で増えることでおこる病気です。
人は呼吸をする時、まず口や鼻から空気を取り込みます。
鼻や口から体に入った空気は気道を通り肺に入ります。
この空気と一緒に細菌やウイルスが肺へと入りと肺胞(肺にある小さな袋)の中で増えてしまうことを「肺炎」となります。
通常、人間の身体には様々な防御機能が備わっていて病原体をやっつけてくれるのですが、病気にかかっていて体力が落ちている時や、高齢のため体力や免疫力が落ちている時などに肺炎を起こしやすくなります。
そして、肺炎は「肺胞」で炎症を起こすため入院が必要なほど悪化してしまうことがあります。
それは肺胞の役割にあり、酸素を取り込み二酸化炭素を吐き出す「呼吸」を行ってます。
そのため、肺胞に炎症が起こると、息苦しさを感じたり、呼吸が早くなり、呼吸困難になることもあるからです。
風邪と肺炎の違いって何?
風邪と肺炎の違いは簡単に言うと、体の中で細菌やウイルスが増える”場所“や原因が違います。
風邪は、私たちの手や空気の中にいる細菌やウイルスが鼻やのどで増えてしまい炎症を起こしています。
そして原因となるほとんどがウイルス感染といわれています。
肺炎は、鼻や口から入った細菌やウイルスがのどを通過し肺で増え炎症を起こした状態です。
肺炎の主な原因は細菌と言われています。
今回、新型肺炎の原因となるコロナウイルスは今まで発見されていなかったウイルスのためインフルエンザウイルスなどを検査するような短時間で検査ができるキットがまだ開発できていないため時間がかかっているのではと思っています。
症状 | 熱 | 期間 | |
風邪 | ・鼻水 ・くしゃみ、咳 ・のどの痛み | 38℃くらいまで | 数日~1週間 |
肺炎 | ・胸に鋭い痛み ・悪寒 ・息切れ ・全身のだるさ ・黄色~緑色の痰 ・筋肉痛、関節痛 | 38℃以上の高熱 | 長期間 |
高齢者はなぜ悪化しやすいの?
高齢者は年齢により体力が落ちています、また免疫機能も低下しているため症状がわかりずらい、高熱が出ない、という特徴があります。
そのため、若い人に比べて発見が遅れてしまい重症になってから発見ということも多くあります。
発見したときには症状が進行しているということも多く命にかかわります。
いつもと様子が違う、風邪のような症状がある、体調がおかしい、元気がないな
という状態が続くときには、かかりつけのお医者さんにご相談されることをオススメします。
肺炎の予防法は?
➀手洗いうがいを忘れずに!
家に帰ってきたらまず、手洗いとうがいをしましょう。
手すりやつり革など外で触った手には細菌やウイルスがついています。
石鹸をしっかりと泡立てて手を洗い、15~20秒くらいかけて留数で洗いなおすことが大切です。
また、忘れずうがいをすることで細菌を体に入れず増やさない肺炎予防の効果も高まります。
②歯磨きをしよう!
自分で出来る簡単な予防法として、歯磨きがあります。
出来れば、舌もみがくことがいいと言われていますが磨きすぎには注意が必要です。
口腔内の清潔を保つことは肺炎予防にとってとても大切です。
ですが、健康で若い方にとっては簡単なうがいですが、高齢者の方に対しては「誤嚥」を引き起こし「誤嚥性肺炎」の危険性があるため注意が必要です。
その方の嚥下(飲み込む力)の状態によっては口腔ケア用のスポンジやシートを使用して口腔ケアを行うこともオススメします。
③栄養と睡眠をしっかりとりましょう!
栄養状態が悪くなると、免疫力が落ちてしまい肺炎にかかるリスクを高めてしまいます。
毎日バランスの良い食事をとるようにしましょう。
そして、睡眠も免疫力の回復には欠かせません。1日平均6時間から8時間のしつのよい睡眠をとることが大切です。
まとめ
今回は、肺炎につてお話しさせていただきましたがどうでしたでしょうか?
高齢者の方は周りが気付かないうちに悪化していることも多いため日ごろの対策が大切です。
肺炎に負けない体づくりを目指しましょう!
最後まで読んでいただきありがとうございます。