ご自宅で介護するときには利用することが多い通所介護(デイサービス)ですが利用しようとしたとき、どんな場所なのか、何をしているのか、通所介護に種類はあるのかなどわからないことがたくさんあると思います。
今回は、そんな通所介護(デイサービス)についてお話しさせていただこうと思います。
目次
通所介護(デイサービス)とは?
・家にこもりがちになってしまっている
・ほかの利用者との交流の場や、楽しみの場が欲しい
・入浴のサポートをしてほしい
・身体機能・生活機能(ADL)の維持や回復をしてほしい
・24時間介護を行いことでストレスをため、疲れているご家族様の負担を軽減(レスパイトケア)を図る
などのために活用されています。
家族が一緒に住まれている方や一人でいる方住まれている方により通所介護(デイサービス)を使う理由は変わってくると思います。
また、通所介護(デイサービス)は利用する方のご自宅まで送迎車で送り迎えもしてくれます。
通所介護(デイサービス)での過ごし方
<一例>
8:30
玄関先まで送迎者でお迎えに行かせていただきます。
9:00
体温や血圧測定などを行い、健康チェックを行います。また、直接ご家族から聞いたご本人の状態や連絡簿を確認し、情報をスタッフ全員で共有します。
9:45
入浴サービスを提供します。全身状態の観察をし、介助が必要な方にはその方にあった介助を行い、また塗り薬や処置が必要な方には看護師が対応し悪化していないか新しいものはないかなどお傷の状態を観察しご家族と情報共有をします。
12:00 昼食を食べます。お食事は、ご利用者様の状態に合わせ「普通食」「一口大」「キザミ食」「ペースト食」や嚥下が難しい方には水分にトロミをつけるなどと食事のサポートを行います。
また、お食事が終わられた方から口腔ケアの声掛けや必要な方には介助を行います。
※昼食後の時間は利用者様がその人らしく過ごせるよう脳トレや色塗り、計算問題の提供を行っています。
※好きな方は食後のコーヒーを飲めるようにドリンクコーナーの提供も行っています。
13:30
施設のイベントへの参加やカラオケ、レクリエーションを行います。
14:50
おやつの提供。
15:30
忘れ物が無いか確認し、送迎車でご自宅の玄関前までお送りします。
この時に連絡簿に加えご家族様に直接状態や様子についてご報告させていただくこともあります。
一例として、一日の流れをお話ししましたがこれ以外にも、「理学療法士」「作業療法士」「言語聴覚士」の機能訓練指導員が一日の中でその方にあったリハビリを提供しています。
通所介護(デイサービス)を利用することのメリットとデメリットは?
実際にサービスを受けるときには必ずメリットもありますがデメリットもあります。
では、どんなメリットとデメリットがありでしょうか?
➀通所介護(デイサービス)を利用するメリット
<ご本人の側から見たメリット>
・集団でのレクリエーションやクラブ活動があるため、家族以外と交流する機会となる
・日中起きているため生活のリズムをつけることが出来る。
・自分に合ったリハビリを受けることが出来る。
・外出の機会が増え、自宅を出る習慣が身につく。
<ご家族の側から見たメリット>
・施設にいる時間は安全で安心してはなれることが出来る。
・1日や数時間離れる時間があることで家族や自分に目を向ける時間が出来ストレスの軽減が期待できる。
・健康管理をしてもらえるため安心できる。
・入浴や食事の介助をしてもらえるため介護の負担が軽減する。
②通所介護(デイサービス)を利用するデメリット
・集団や施設の雰囲気に馴染めずストレスを感じてしまう。
・長時間の利用で疲れてしまう。
・金銭的負担が増える。
・認知症の方は、初めての場所に混乱してしまう。
最後に
ご本人にもご家族様にもメリットの大きい通所介護(デイサービス)!
笑顔で在宅介護を続けるためにぜひ活用してみてはいかがでしょうか。
そのためにもご本人にもあった通所介護(デイサービス)と出会うことが大切です。
次回、通所介護(デイサービス)の選び方についてお話しさせていただきます。
最後まで読んでいただきありがとうございました。