今回お話しする「デイサービスに行ってくれない」という問題は、ご自宅で介護をしている方が抱える悩みの中でも直面することが多いのではないでしょうか?
今回は、なぜ行きたくないと拒否してしまうのかそんな理由と関わり方についてお話しさせていただこうと思います。
目次
なんで行きたくないのか考えよう!
皆さんは、なぜ行きたくないのか想像したときに理由をいくつ思い浮かべることが出来ますか?
まず、なぜ行きたくないのか想像してみることから始めます。
行きたくないと言っている認知症の方の気持ちを考え寄り添うことに一歩近づくことが出来ます。
理由として思いつくのが…
- デイサービスの雰囲気が合わない。
- 慣れない環境が嫌
- 仲のいい人がいない
- 認知症や家族に対しての甘えから外に出たくないと感じている
- デイサービスがどんなところか理解が出来ていない
- 人が多いところに行くのがもともと苦手
などなど認知症の方により様々な理由を考えることが出来ると思います。
デイサービスを拒否される方への関わり方
➀お迎えの時に工夫を!
家族の方に甘えてしまいお休みしたいと思われている方でしたらお迎えの時間にヘルパーさんに来てもらい車まで送ってもらう。
実際、私の働く施設でもお迎えに行くとヘルパーさんと一緒にまっておられ車に乗るまで付き添われている方もあります。
②リハビリのために行きましょう!としっかり説明する。
なんのために行かなければならないのかわからない状態では私たちも「行ってみよう!」とはなかなかなりませんよね?
認知症の種類や進行具合、まだら認知症で状態が良いときや悪いときによりうまくいかないときもあるとは思います。
ですが、しっかりお互いに納得できるように話し合うことが大切です。
③デイサービスを変えてみる
デイサービスで提供されているレクリエーションや食事の味付け、利用者様や職員の雰囲気は合わないと感じてしまったり、話し合いにより改善できることを試してみてもどうしても無理な場合は思い切ってデイサービスを変えてみることも対策の一つです。
デイサービスといっても、「食事」、「入浴介助」「リハビリ」、「排泄介助」「レクリエーション」「健康チェック」などの基本に加え、デイサービスにより提供されるサービスには様々な工夫がされています。
また、受け入れている人数もデイサービスより数人から数十人と様々なため、対応できる範囲にもばらつきがあります。
ですので、認知症が軽いうちにご本人と共にいろいろな施設を見学し1日体験などにも参加してみることをおススメします。
私の働く施設にも見学に来られている方もいますし、1日体験や半日体験にご家族と参加されていることもあります。
そのうちに、「ここなら行きたいわ!」というデイサービスの施設出会えることもありますし、中のいい友達を見つけることが出来ると思います。
まとめ
ご自宅で介護されていると、お仕事をされている方や介護をしていると家のことや自分の時間が欲しいと思ったときデイサービスは必ず必要になりますし、強い味方になってくれると思います。
始めは、一人だと不安という方は、まずご家族と参加されるといいと思いますし1日はというときは半日にしてみるということは相談すれば対応してくださると思います。
サービスを開始するさいや拒否がある時には最初とても悩み、考え、身体的にも精神的にも疲れが出てきていると思います。
介護者も気持ちよく送り出せ、通う認知症の方も楽しみに出かけることが出来るサービスに出会えるといいですね!
最後まで読んでいただきありがとうございました。